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化粧品のスペシャリスト・小西さやかさん流美髪のルールと、自分に合ったシャンプーの見極め方

豊富な化粧品知識を持ち、コスメコンシェルジュとして執筆活動、市販品の評価やセミナー、美容家業まで幅広く活躍されている小西さやかさん。40代とは思えない透明感のある美しさは、多くの女性たちの憧れでもあります。そんな小西さんが、ヘアケアシリーズ『OR(オーアール)』 を使用しながら、美髪へ導くケア方法から、自分の髪に合ったヘアケア剤の選び方を教えてくださいました。

正しい化粧品の知識を身につけて
適切に選び使っていただきたい

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コスメコンシェルジュとして活躍中の小西さやかさん。化粧品の正しい知識を広めるべく、一般社団法人日本化粧品検定協会を立ち上げ、多忙な日々を送っています。美容好きなら一度は耳にしたことがある日本化粧品検定。一体どのようなものなのでしょうか?

「最近ではSNSなどで化粧品の間違った情報が数多く出回っていますので、そういったもの対して科学的根拠のある正しい知識を勉強していただき、試験を受けていただくものです。簡単にいうと漢検の化粧品版ですね。化粧品開発者や大学教授、医師などの有識者の方々にご協力いただきテキストをつくり、それをもとに3級から1級まで検定をしています。化粧品や美容に関する資格の中で唯一の文部科学省後援のもので、生涯学習に認められた唯一の美容資格でもあるんです。化粧品や美容業界の方をはじめ、小売販売の方や美容ライター、学生さんなど、累計で約67万人の受験者の方がいらっしゃいます。コロナ禍である現在は就職に不安を感じている方も多く、受験者の数はとても増えてきていますね」

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化粧品メーカーで研究や開発に携わったのちに、小西さんがこの協会を設立したのが2011年。その背景には、間違ったスキンケアでトラブルを引き起こしたというご自身の経験があるのだそうです。

「学生時代おでこのニキビに悩んでいたときに、美容師さんからオイルを塗るといいといわれました。思春期の皮脂が過剰なことでできてしまったニキビに油を塗るという間違ったお手入れをずっと続けていたんです。当然どんどん悪化し、クレーターのようになってしまいました。化粧品は緩和な作用のものですが、使い方や選び方を間違えると、肌に一生消えない跡を残すこともあります。口コミやキャッチコピーに惑わされず、化粧品をきちんと中身から科学的に理解し、正しい知識で選んで適切に使っていただきたい。そんな思いが設立のきっかけなんです」

自分の悩みをきちんと把握することがキレイになるための近道です

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セルフケアにおいて小西さんが提唱しているのが、ご自身の著書にもある“なまけ美容”。間違った知識から生まれるムダを省き、美しくなるための近道へ導くものです。

「知識がないがゆえに、ムダなお手入れをしている方がすごく多いなと感じるんです。例えばTVCMのイメージだけで化粧品を選んでしまう方もたくさんいますが、それよりも大切なのは自分の肌や髪の悩みを把握し、それに適したものを選ぶということ。間違った選び方やケアを行うと、かえって逆効果になることにもあります。そういった時間やお金のムダを省き、最短最適なお手入れでキレイになっていただきたい。ですから、業界の方だけでなく、消費者である方々にも、正しい知識を身につけていただきたいと思っています」

ヘアケア市場はパーソナライズ化
自分にとっていいものを選んでほしい

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最近はコロナ禍の影響から、エステや美容室に行く人も減り、ほとんどの人がセルフケアに移行しているのだそうです。今までは百貨店の美容部員や美容師の方に相談して購入していた化粧品も、消費者が自分で選ぶ時代です。とはいえ世に溢れる商品の中から、自分に最適なものを選ぶのは難しいもの。日本化粧品検定協会にて、1634人にアンケート調査をしたところ、ドラッグストアで商品を買わずに帰る人の約25%が、「商品が多すぎて選べなかった」と答えたそうです。今回はヘアケア製品における選び方のポイントを、小西さんに教えていただきます。

「最近のヘアケア市場では、ノンシリコンのものが定番化し、アミノ酸系の界面活性剤を使うものが増えてきました。また、自分の髪質に合わせてオーダーするカスタマイズシャンプーも人気ですね。今まではベスコス記事や口コミなどで人気のものを買う人が多かったのですが、最近は人がいいというものよりも自分にとっていいものを選びたいという、パーソナライズ化の思考が高まってきているように思います。少し高くても自分に合うものを求める人が増え、シャンプーにかける金額も一気に上がりました」

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自分に合ったシャンプーを選ぶためには、まずは自分の髪の性質や悩みをしっかりと把握。いざお店に行ったら、具体的にはどこをチェックすべきなのでしょうか?

「パッケージ裏面の成分一覧を確認してみてください。シャンプーは7割が水、3割が洗浄成分である界面活性剤でできています。水の次に表記してある界面活性剤の1〜3つめくらいをチェックすると、そのシャンプーの特徴が見えてくると思います。たとえば、髪のダメージが悩みの方ならアミノ酸系やベタイン系。頭皮の汚れやベタつきが気になる方なら、洗浄力の高いサルフェート系がいいといわれています。この成分の組み合わせによって、泡立ちや洗い流しの感触も変わってきますので、界面活性剤の種類や特性を詳しく理解しておくといいですね」

「成分のことが難しいと感じるようであれば、商品ポップなどでメーカーが謳っているキャッチコピーを見てみましょう。“うるツヤ”や“頭皮にうるおい”、“アミノ酸配合”などといった文字を確認し、自分の悩みに直結しているものを選んでみてください。ただし、本当に自分の髪に合うかどうかは、実際に使用してみないとわからないもの。そんなときは、3回分くらいが入ったサンプルから試してみるのがおすすめです。また、化粧品は嗜好性のものなので、成分だけでなく香りも重要。使っていて自分が気持ちいいと思えるものが一番です」

毎日の基本的なケアを正しく行い
ツヤのある美しい髪を目指しましょう

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1歳になったばかりのお子さんを持つお母さんでもある小西さん。忙しさや年齢を感じさせない美しさもまた、多くの女性が憧れる魅力のひとつです。キレイなロングヘアを保つための秘訣や、日頃行っているケア法をお伺いしました。

「シャンプーを出して髪に直接つける方が結構多いのですが、まずは手のひらで軽く泡立てておくことが大切です。直接つけると洗浄力が上がりすぎて、頭皮のダメージにつながるんです。私の場合は髪が長いので、泡が頭皮全体にいきわたるよう上下で2回に分けて洗います。まずは洗い残しやすい下半分を洗い、もう一度シャンプーを泡立てて次は上半分を。また、洗うときは頭皮を揉み込むように。シャンプーでまず洗うべきは頭皮で、髪自体は残った泡で洗うくらいの感覚でいいんです。髪は下に引っ張られている状態ですので、頭皮はゆるめながら上へ上へ。頭頂に持っていくようなイメージで洗うと、毛穴の汚れも落ちやすく、血行も促進されますよ。逆にトリートメントは頭皮にはつけず、毛先をメインに。私の髪は細く柔らかいタイプなので、生え際までつけるとぺたんこになってしまうんです。濡れたままではなく、軽くタオルドライをしてつけたほうが、髪のしっとり感が増すと思います」

「傷みやすい髪質でもあるので、乾かすときはドライヤーを近づけすぎないように。髪から10cm以上離し、1箇所に熱が当たらないよう、常に振りながら乾かしていきます。事前によく水分をタオルで吸い取っておくと、熱を当てる時間が短くてすみます。また、完全に髪が乾くまで熱を当てると過乾燥になって髪自体の水分が失われてしまうので、少し湿り気が残るくらいになったら冷風に。キューティクルも引き締まりますので、ツヤが出てキレイに仕上がります。まずはこういった毎日のケアを正しく行えるといいですね」

髪の悩みに適した洗浄成分で
泡立ちや洗い流しもよかったです

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10万種ものコスメを科学的に評価してきた小西さんにレビューしていただくのが、今LOFTやネットショップなどで話題の『OR(オーアール)』。温泉水をブレンドし、髪や頭皮にスパの恵みを与えてくれる新発想のスカルプケアシリーズです。実際に使っていただき、気になる成分や使用感などの評価を教えていただきました。

「“ふんわりサラ髪”を謳ったリフレッシュタイプの主な洗浄成分はオレフィンスルホン酸Na。アニオン系界面活性剤と呼ばれるもので、洗浄力が高くすっきりとした洗い心地が特徴です。その次は低刺激のベタイン系、3つめ以降はしっとり感を増してくれるアミノ酸系の成分が続きます。洗浄力がありながらも、髪や頭皮が乾燥しすぎないような工夫がされている印象ですね。細くてぺたんこになりやすい私の髪にはこちらのタイプがべたつきにくく、合っていました。

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「“しっとりツヤ髪”と謳うモイスチャータイプのほうは、アミノ酸系であるココイルメチルタウリンNaが主成分。アミノ酸系の洗浄成分は髪と同じ弱酸性でしっとりとした仕上がりが人気です。その次にベタイン系の成分を入れることで、泡立ちを助けながらベタつきも抑えているようですね。それぞれの成分の特性をうまく組み合わせてあると思います」

「また、シャンプーは毎日使うものですので、泡立ちと洗い流しがいいかどうかがとても重要。それらが不十分ですと、汚れが落ちにくく頭皮の乾燥の原因となります。ORは、泡立ちも洗い流す時の泡切れもどちらもとてもよかったです。さらに、最近ブームになっているサッカロミセスコメ発酵液や酒粕エキスなどの発酵成分はうるおいを与えてくれますし、センブリエキスは頭皮のコンディションを整えてくれます。また今の時期はマスクや乾燥によって顔だけでなく頭皮まで荒れている方が多いので、お肌がしっとりすることで肌荒れを防ぐカミツレ花エキスが入っているところも注目ですね」

ヘアマスクや頭皮美容液で
さらに健康的な髪づくりへ

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普段使いのシャンプー&トリートメントのほか、ORではスペシャルケアアイテムとしてヘアマスクと頭皮美容液も展開。こちらも小西さんにレビューしていただきます。

「すすぎ時短処方になっているので、ヘアマスクも洗い流しが楽でした。子供と一緒にお風呂に入る私にとって、これはかなり嬉しいポイントです。パサつきが気になる日に使うと、長い髪の毛先までしっとりとまとまってくれました。頭皮美容液はベタつく印象だったのですが、こちらはさらっとしているので朝使っても安心。スポイトが長くて先端が丸いので、きちんと頭皮に塗れるところもいいですね。カラーやパーマ、紫外線で荒れたときなどに使うと、乾燥を防いでくれると思います。マスクで肌が敏感になると頭皮も荒れてきますので、予防として今の時期にもおすすめですよ」

それぞれ処方の異なる2つのタイプを自分の髪の悩みに合わせて選んでみてください

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最後に、小西さんからORの総評、そしてORをお使いいただく方にメッセージをいただきました。

「ORは2タイプに絞ってきちんと成分の処方を変えているため、一般の方でも自分の髪の悩みに合わせて選びやすいと感じました。そして、何より私が気に入ったのが実は香り。これもまた、選ぶときの重要なポイントですね。単一ではなくいろんな香りが複雑に混ざり合い、トップノートからミドル、ラストと変化するので、香水をそのままヘアケア剤にしたかのよう。乾かした後までふんわりと残り、とても気分が上がりました。今はおうち時間も増えてきていますので、ぜひいい香りとともにセルフケアを楽しんでいただけたらと思います」

コスメコンシェルジュ
小西さやかさん
一般社団法人日本化粧品検定協会代表理事
コスメコンシェルジュ
東京農業大学食品香粧学科客員准教授
日本入浴検定顧問

現在は、あらゆる美容知識の集約・蓄積及び美容術の振興に寄与することを目的とし、一般社団法人日本化粧品検定協会を設立。代表理事として、協会運営を行っている。その他、化粧品コンサルティング、美容コラムの執筆、大学での講義や日本流行色の選定、メイクアップトレンドカラー本の監修、日本美容食協会理事や韓国コスメのナビゲーターなど幅広く活躍。著書は『美容成分キャラ図鑑』(西東社)、『日本化粧品検定協会公式コスメの教科書』(主婦の友社)、『1分メイク&1分スキンケア』(青春出版社)、『レディのルール』(宝島社)など累計45万部。br>https://cosme-ken.org/textbook/

Off & Relax.
髪と頭皮に、スパの恵みを。

ORの名前の元となっているブランドコンセプトは“Off & Relax”。地肌の汚れを「オフ」して頭⽪環境を整え、「リラックス」できる頭皮環境をサポートする機能性と、⾃分なりの「オフ」の時間に⾹りを楽しむ「リラックス」のひとときを意味するダブルミーニング。多忙を極めた現代⼥性のライフスタイルに寄り添い、髪や⼼⾝を健やかに導くシリーズです。

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OR(オーアール)

発売日:2020年8月7日(金)
商品名/価格(税込/写真左から)

OR スパ・ヘアトリートメント モイスチャー

1,760円

OR スパ・ヘアマスク

1,320円

OR スパ・頭皮美容液

1,760円

OR スパ・シャンプー モイスチャー

1,760円

OR スパ・シャンプー リフレッシュ

1,760円

OR スパ・ヘアトリートメント リフレッシュ

1,760円

内容量(写真左から) 460mL/150g/45mL/460mL/460mL/460mL
ロフトや東急ハンズなどのバラエティショップと一部のドラッグストアにて販売しています。

OR(Off&Relax)

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